暁のヨナ 第91話 「彼はとても大切な友人だった」ネタバレ感想と考察 ハクの殺意を受けても動かないスウォン 真剣に語ります
お読みいただきありがとうございます。
作者の草凪みずほ先生に心からの敬意を込めて…
暁のヨナを語ります
できるだけ毎日…と申し上げたいところですが、今週ちょっと厳しめでした💦
見に来てくださる方、すみません🙇
できるだけ更新頑張ります!
退屈しのぎにお寄り頂けますと嬉しいです😊
この回がやってまいりました
ハクとスウォンの"あの夜"以来の予期せぬ再会でございます
この回はセリフはとても少なく、とにかく迫力の描写が満載です
少女漫画とは思えぬ強烈な拳が…
是非漫画をお読みください。絶対読んでほしい。
スウォンに対するハクの怒りを、こう表現するかと
そしてそれに対峙するスウォンはセリフ一切なし
でも伝わってくるものがすごくあります
今日は初めてwwwおふざけなし、あほーんなギャグもなし
真剣に語りますよ
いってみよーーー
⚠️以下ネタバレ多く含みます。また現時点での最新204話までのストーリーを考慮した内容で展開していきます。本編をお読みの上、退屈しのぎにご覧ください⚠️
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ヨナを狙ったヒヨウの剣を左腕で止めたハク
これにはみんな無言で驚き、固まります
ヒヨウ「な… う…動かない… ど…退きなさいよ
私は… その女に用があるんだからぁ!!」
ハク、左腕に剣が刺さったまま右腕でヒヨウを殴り飛ばします。
凄まじく強烈な一撃
すごいです… 少女漫画でこの"殴りの迫力描写"はなかなかないでしょうwww
ヒヨウはこの一撃で死んだ様子です
ハクはとにかく許せないわけです、ヨナを狙う輩が
心を寄せる幼馴染に父を殺され、全てを失い、辛い思いを乗り越えて、強くなりたいと必死で足掻くヨナをずっと側で見てきたわけです。
そんなハクからすれば想いを寄せるヨナが、過酷な経験を乗り越えて高華国のために頑張ろうと戦うヨナが狙われるなんて許せない
自分の大切な人をこれ以上絶対に奪われたくない
だからヒヨウへの怒り憎しみは、一発であの世へ送ってしまうほどの凄まじい拳で表されたのだと思います
沖へ出て船隊と戦っていたジェハ、ユン、キジャ、シンアが走って合流してきます
この有様に驚いてます
左腕に刺さった剣をハク自ら抜きますが、流血がよりひどくなります
この時ハクの表情は描かれてないのですが、背中から憎しみが溢れているのが伝わってきます…ものすごい痛みを感じてるはずなのに"それを忘れさせるほどのもの"に意識が全て奪われています…
あまりのハクの流血に、
ヨナ「ハク 血が…っ」
と声をかけますが、ハクの耳には全く届いていない様子
ハクはたった一人を睨みつけています
そう、スウォンを…
刺された左腕の痛みを忘れさせるほどの存在なわけですね
静かに対峙するスウォンもまた、ハクの方を毅然とした顔で見つめています
ハク「ス… ウォン…」
スウォンの名前を口走るハクの脳裏には"あの夜"のスウォンの言葉が…
"…ヨナ姫に 聞いてみるといい その目で王の死を確かめられたのだから"
同時にスウォンへ向かって歩き始めるハク
憎しみと怒りの塊のようになってしまっています。
殺気がありすぎて黒く陰を背負ってます
ムア(スウォン側近)「ま、待て 止まれ それ以上進むのは許さん!!」
全く止まる様子のないハクに、剣で威嚇するムアですが、思いっきり3メートルくらい殴り飛ばされてます
ムアさんはこの時の出来事が後々までトラウマですね (32巻参照)
ギョク(スウォン側近)もこの様子を見て止めに入りますが、剣を持つ手をハクに思いっきり捻られ、痛みの叫びをあげています
骨折したんでしょうか…一番痛そうでかわいそう
そしてジュド、二刀流でハクを斬りつけます
ハクが胸元を切られ、ヨナとユンは叫びますが…
ハクのあまりの睨みにジュドは一瞬ひるんでしまいます
そこでハクの猛烈な蹴りがジュドの腹に入ります
宙で反り返り、血を吐くジュド
左腕からの流血がひどくなっていますが、ハクはスウォンの元へ進んでいきます。
おもいっきり拳を振り上げ、その拳がスウォンの顔面へ迫ります
スウォン、全く逃げない。
それどころか微動だにしない。
後に城でジュドに"ああいう時は剣を抜いてください"と咎められるほどです。
これは…ハクの殺気にビビちゃったわけではないでしょう
勝手な、個人的な解釈ですけどね…
結局はスウォンも自責の念を感じているんだと思います。
"高華国を他国に侵されない強国にする"ために父の意向を継ぎ、自分の意志を信じて幼少の頃から突き進んできました。
"謀反を起こすことになっても、ヨナの箱を一番に掬い上げるのは違う"と母ヨンヒに話した9歳のスウォン。
頭では、"目的を達するためには切り捨てるものがあるのもしょうがない"と自分を納得させようとしたのでしょう。しかもその"目的"は国の命運が関わるようなことなので、尚更そういう強い気持ちを持つ必要がありました。
だけど傍にいる、ヨナとハクへの感情はどうしても特別なものになっていたわけです。
切り捨てて、振り切って、自分の信じる道を突き進んでも、どうしても情が捨てられなかった。
ヨナとハクに追っ手をかけないのも、戦場で二人を目撃しても"賊が紛れ込んだ"で終わらせるのも、二人にはどうか生きていてほしいから
謀反を起こす時点でヨナとハクを裏切ることになります。
イルを殺害するわけですからね。
二人が自分に怒りの感情を向けるのはスウォンからすれば当然想定していたことでしょう。
だけど、想定していたはずなのに、憎しみと怒りをぶちまけるハクを実際に目の当たりにしたら、動けなくなってしまった
なぜならハクの拳が迫るのを見た瞬間、ハクの怒りはもっともなものであると受け止めてしまったからではないかと…
自分がこの二人にした裏切りはとても深いものであるとわかってるがゆえに…
この一瞬だけ、"高華国の王"であることを忘れてしまったんだと…
考えております。
だからね、オレにとってはたまらないんですよ、24巻の陛下の言葉が
「あれだけの事をしたのだから
平穏に生きて 幸福に死んでゆくつもりなんてない」
ジェハ、スウォンに迫るハクの拳を止めます
ハク「…どけ」
ジェハ「彼らと知り合いかい…?何か理由があるのかもしれないが、彼らはリリちゃんの用心棒だ 今回の闘いにも協力して味方になってくれたんだよ」
ハク「味方… 味方だと……?」
本当にスウォンを殺そうとしているような殺気を感じるジェハ
ここでジェハが止めに入ったことがどれだけ大きいか…
こんな"怒りで支配されている冷静でない"ハクがスウォンを殺したところで、ハク自身スッキリするはずがないんです。
もしここでスウォンを自らの手で殺せば、ハクは一生苦しむことになったでしょう。
怒りに身を任せて成し遂げることは、冷静になった時に考えると恐ろしいことだったりします。
ハク「放せ」
ジェハ「ハクが落ち着いたら放すよ」
ハク「放せぇ」
ハクの蹴りがおもいっきりジェハの腹に入ります
咳き込みまくるジェハ
ジェハ「…何て顔してんだ まいったな… 放っておけない」
気絶させて怒りを鎮めようとハクに蹴りをいれるジェハですが、ハクは気絶の気配ゼロ
むしろジェハに襲い掛かります
ジェハ「キジャ君、力を貸して」
キジャ「しかしこれは…」
ジェハ「このままではハクが危ない!」
それを聞いてキジャもハクを止めに入ります
ジュドたちに声をかけられるスウォンですが、この時まで生気が抜けたような顔をしています
側近たちに囲まれ、連れ去られる間際に現実を見据えたような表情に変化します
ハクは最後まで怒りの睨みをスウォンに向けています
ハク「……なせ… はなせ はなせェェェ
あいつは あいつだけは!!!」
去っていくスウォンの背中に大声で叫ぶその脳裏には幼少期から最近までのヨナ、ハク、スウォンの3人の、平和で楽しかった光景が浮かんでいます…
叫ぶハクの手に触れ呼びかけるヨナ
「ハク 大丈夫 私は大丈夫だから」
もうちょっと早い段階でどうにかなんなかったですかね、ヨナさんwww
このハクの有様をヨナはどんな心情で見ていたんでしょうか…
オレだったらジェハが止めに入る前に止めに入ります
ヨナの声ですこし正気に戻るハク
手から少しずつ力が抜けていきます
スウォンの去って行った方向を呆然と見つめたまま立ち尽くすハクの姿でこの回終了です
最後までお読みくださりありがとうございます😊
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