お読みいただきありがとうございます。
作者の草凪みずほ先生に心からの敬意を込めて…
暁のヨナを語ります
できるだけ毎日更新しております。 アップ時間はバラバラです
2月の最新話まで、退屈しのぎにお寄り頂けますと嬉しいです😊
さー今回でヨンヒ様手記編が終わります。
197話はね、何度読み返しても泣けますよ。
妹は「わー四龍がやっと巻頭カラーで出たぁぁぁ❤️❤️❤️
早く四龍をっっっ…特にキジャを出してくれーーーー😭」
とイケメンへの飢えが一層露わになった回でしたけどww
この回、ほぼヨンヒ様とイルの手記上のやりとりだけで終わるという…
でも涙を誘う、心にガツーンとくるものがありました😭😭😭
手記編の最後にふさわしい、個人的には様々な事を考えさせられた回です 今日はちょっと真面目に語りますよ
というわけでいってみよー
⚠️以下ネタバレ多く含みます。本編の内容全てに触れているわけではありませんので、本編をお読みの上、退屈しのぎにご覧ください⚠️
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手記を読むヨナへ場面がカムバックしてきます。
ヨナ、幼少期に母親カシ様を亡くしているので、母との記憶やエピソードもなさすぎでしたよね。
イクスも何も語らなかったし
このタイミングで親世代やスウォンのことを知れたのは大きいですね。
ヨンヒ様「日々頭痛が酷くなり、意識を保つのが困難になりました 私はもうじきこの世を去るでしょう」
ひーーーーーー😱😱😱
この状態って今のスウォンの状態と近いものがありますね…
スウォンもフラフラで歩くことすらままならない、意識保つの困難そうな時増えてます…
スウォンはヨンヒ様より若年で発病し、進行も早い。。。
くっっっ…オレは南戒進軍でスウォン陛下が甲冑着て兵を率いているところを見たいのにっっ
黙りまーす
ヨンヒ様「あれから…屋敷にはユホン様を慕っていた部下達が集まりつつあります
・・・その中心にはスウォンがいます」
イルが殺害されたあの日…
ヨナ目線で描かれた1巻は、ヨナとハクにとって最悪な、いきなり全てを失ってしまった日だったわけですが…
スウォン一派からすると長い長い月日をかけて見極め、準備し、実行した日だったのですね。
ヨンヒ様「スウォンが顔色も変えず イル陛下を殺したいですか、と問うた時 とても恐ろしくなりました。
でもそれは私があの子をちゃんと知らなかっただけ」
そう、スウォンは目的を果たすためなら犠牲もやむを得ないという考え方の人。
全部を掬い上げて目的を達成できないのでは意味がないと。
イルを殺したいかヨンヒ様に問うてますが、"早く殺したいよね"と言いたいわけではない。心には悔しさと復讐心も抱えているでしょうが、それに囚われて国を傾けてはいけないという国王目線も持ってるわけです。
目的が目的たり得るのか見極める
物事を判断する上での冷静さをスウォンから学んでいる気がしますよww
この後のヨンヒ様の手記には、母親としてのスウォンへの愛情と、神官弾圧をただ傍観して見過ごしてしまった後悔の念、死と悲しみの連鎖を断ちたいという思いが書かれ、手記をイルへ託しています。
ヨンヒ様は…本当に普通の人なんですよね。
緋龍王の血筋で、現王族に嫁ぐというキラキラ経歴なのに、身分に踏ん反り返ったりしない。そんなことには興味も執着もないような、"欲を持つ"ことを超越してしまっているようなところがありますね。
すべての事柄に対して、どこか諦めてしまっているというか…
それは緋龍王の血筋を守って生きろと教えられ育った不自由さからか、緋の病で短命かもしれない自分の運命を受け入れているからかなのか。
表から見ると無力で何も行動に移さない人ですが、内面は他者への思いやりや気遣いでいっぱいだったりします。それが奥ゆかしく感じられます。
自分を主張しがちなオレは絶対こうはなれませんがw…でもだからこそ真逆のヨンヒ様の感情や行動を見てきて、なるほどねと納得させられるところもあるのです。
結局ヨンヒ様は"幸せになりきれない人生"を送られたように感じられます。そしてそれは"緋龍王の血筋"とか"短命な運命"が原因ではない。
本人から緋龍王の血筋であることを語ることはなかったのに、そこに注目してしまう周りの人の渦に飲み込まれ続けたからです。
それでも逃げようとはしなかった。
誰のせいにもせず、自分を責め、彼女なりに向き合った。
彼女が求めていたのは、家族との平和な日常だったのではないかと思います。
だからこそより一層、彼女の辿った運命の過酷さが際立つように感じられます。
ヨンヒ様が好きなもので…つい語ってしまいます
しつこいっしょww
わかってますよ
そしてヨンヒ様の手記に対するイルの返答を見つけるヨナ
こっからオレの涙腺はかーなーりー崩壊っっっ😭
えーおおげさーという若いお嬢様方、10年後読み返してご覧なさいよ
これはね、34巻読んでくださいww
考察いらない、ありのままのイルの感情が書かれてますからね。
ちょっと掻い摘んで感想書きますと、
イルは自分のことがよくわかっていたんだなと。
周りからどう見られているのか、自分はどういう感情でいるのか、兄との違い、よく理解しています。
気にしていないつもりでも"妬み"を少なからずユホンに持っている。そんなユホンから強い言葉をかけられる…元々"自分の考えを言葉にする"ことが得意でないイルがますます萎縮してしまうのも頷けます。
「体は震え 言葉に詰まり 本当に言うべき事と違う事を口走ってしまう
思い出して何年も後悔する」
痛々しいですね…
「カシが偉大なる母だとか、ヨナが緋龍王の生まれ変わりだからとか
あの時伝えたかったのは、理解して欲しかったのはそんな事ではなかったのに」
胡散臭いセリフに聞こえるなって素直に思っちゃったよ、おれ (前記事参照)
「カシが好きだった 愛していた」
そうかぁぁぁぁぁ
伝わってこなかった分、こんなストレートに表現されたらぐっときます…
カシ様にも伝えきれてないでしょうから…無念です
この後に続く文章も、全て納得がいきます。
手記だと痛いほど伝わってくる😭泣
もーしゃべるな、手記書いとけ ←
"憎しみが残るなら手記は燃やして構わない"とイルに伝えていたヨンヒ様…
でもイルは
「この手記は辛い思い出ばかりなのに もういない人の面影を探してしまって 燃やせそうにないよ」
早く忘れ去りたい、ただ憎しみにまみれた過去というわけではないのですね。
愛はあった。
だけど最後まで噛み合わせることが叶わなかった…
この手記、スウォンは読んでるのかな…?
スウォンの執務室にあるのだからもちろん…と思いましたが、積み重なる本をヨナが崩しちゃって、焦ってる時にたまたま見つけたんですよね。。。
イルの持ち物だったわけだし、執務室の場所はイルの時代から変わってないみたいだし。。。どうなんでしょ
何はともあれイル王暗殺の真相とそれに至る過程がヨンヒ様の手記によって解明されました。
これを読んだヨナが今後どういう行動に出るのか、楽しみですね!
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